1815年のようにパーティーしよう by ジョーン・ロス

ジョーン・ロスによる「Let's party like it's 1815」は、シドニー博物館で展示されている8分間のデジタルアート作品で、オーストラリアの植民地化の遺産を色鮮やかに批判しています。

「広告は私たちの生活に浸透し、自然との断絶は狭く浸食された渓谷のようです。」 – ジョーン・ロス

アーティストのジョーン・ロスは、自ら「貪欲のタブロー」と呼ぶ作品を制作しています。この作品では、植民地の人々が自らが領有権を主張した土地でパーティーを開くことで、自然への軽視と自惚れた優越感を露わにしています。ロスのトレードマークである蛍光イエローが散りばめられた幻想的な植民地世界は…

「リーフブロワーと香水の偽広告、豪邸、銀食器、『彼らの土地』を祝って祝杯を挙げる人々、クロバエ、ハチ、荒涼とした地平線に打ち上がる祝賀花火、風船、豪華なカーテン、在来種と外来種の植物が互いに受粉し合う様子、入植者の頭をかぶった花、防犯カメラ、蝶、革張りのソファを吐き出すウィリーウィリー、テレビ、電球、幸せそうなカップルの置物、ピアノ、花瓶、絵画、そしてローストチキンのディナー！」

ロスは、飽くなき過剰消費文化を描き出し、オーストラリアの植民地化を「自動車事故」に例えている。

「私たちはスローモーションで、無神経さと無配慮さを目の当たりにしている。それは、避けられない崩壊へと向かう、長引く転落の道程だ。私たちはそれが起こるのを目の当たりにしていたが、止めることはできなかった。今、その後始末を任されているのは私たちだ。」