反対意見 | デイリー・ランギ

視界の隅に、テーブルに一人座る人影が映る。そこには、使い古されたハンドブックとサイコロ、そして紅茶だけが置いてある。空席がある。

通行人も参加でき、傍観者も傍観できる。彼らは誰にでもなれる。あなたもそうかもしれない。

形を変えるマオリの語り部、デイリー・ランギによる『Dissent』は、新旧様々なロールプレイングゲームにインスピレーションを得た、日常の抵抗を楽しくも軽妙に掘り起こす作品だ。サイコロを振るたびに、そして心変わりするたびに、展開していく集団の物語が形作られる。エスカレートする選択を前に、「個人」と「コミュニティ」の責任の境界線は曖昧になり始める。

フェスティバル期間中、お茶目ながらも協力的なホストが進行役を務めるこのロールプレイングは、倫理的なジレンマ、社会的な条件付け、そしてもちろん、最も古い儀式である「遊び」を探求する、自由なロールプレイング体験となる。

想像できる限り、いつまでもお楽しみください。

キャリッジワークスで開催されるパフォーマンス・スペース主催のライブアート・フェスティバル「Liveworks」でご覧ください。