シーモア・センターがデボラ・チーサム・フライヨンの「Woven Song」をお届けします

シーモア・センター創立50周年を記念し、ヨルタ・ヨルタ族のソプラノ歌手、デボラ・チーサム・フライヨンによる高く評価されている「ウーヴン・ソング」の作品群で、美しい室内楽の夕べをお楽しみください。シドニー音楽院の教員、オペラ・オーストラリア管弦楽団、アンサンブル・ドゥタラ友の会、そして特別ゲストアーティストのミンディ・メン・ワン（古筝）とアン・ノーマン（尺八）が演奏します。

相互に関連した芸術形態の素晴らしい国際的コラボレーションであり、50周年記念のために委嘱された新作をフィーチャーした「ウーヴン・ソング」は、現在シンガポール、パリ、東京、ダブリンの各大使館に貸し出されている壮大な大使館タペストリーの投影をバックに演奏されます。

音楽のインスピレーションとなったタペストリーは、ブルック・アンドリュー、パトリック・ムン・ムン、ペドロ・ワナエアミリ、エリザベス・マークス・ナカマラといった著名な先住民アーティストたちの作品から着想を得ており、それぞれの作品もまた、古代の先住民の物語からインスピレーションを得ています。

物語、アート作品、タペストリー、音楽が幾重にも重なり合う中、チーサム・フライヨンは素材となる作品に声を与え、文化や芸術形式を横断したユニークなコラボレーションを通して、先住民の物語を語り伝えています。彼女はタペストリーが所蔵されている国々のミュージシャンと共演することで作品にさらなる深みを与え、音楽を通して国際的なクリエイティブコミュニティを構築しています。