バッハ・アカデミー・オーストラリア:85年度卒業生
2025年5月30日 (金曜日)
概要
絶賛されたデビュー全国ツアーに続き、オーストラリア・バッハ・アカデミーは、バロック音楽の三大巨匠を称える「ザ・クラス・オブ・85」を発表します。オーストラリア屈指の地元出身アーティスト、メゾソプラノのハンナ・フレイザーとソプラノのスザンナ・ローグレンが出演します。
キングストリートにあるセント・ジェームズ教会での特別公演(5月30日)では、オーストラリア屈指のバロック・アンサンブルが、バッハ、ヘンデル、そしてスカルラッティの作品を演奏します。西洋音楽界の偉大な作曲家3人は、運命のいたずらで、いずれも1685年生まれです。
プログラムのオープニングは、スカルラッティの「サルヴェ・レジーナ」イ長調。この有名な典礼文を優雅にアレンジした作品は、多作な鍵盤楽器作曲家であるスカルラッティの豊かな弦楽器の表現力と、心に響くボーカルラインを際立たせています。さらに、J.S.バッハが亡き友に捧げた作品、壮麗な世俗カンタータ『悲しみは存在しない』、ヘンデルの重厚な協奏曲変ロ長調、そしてJ.S.バッハの神々しく美しい管弦楽組曲第3番。
340年もの歳月をかけて作り上げられた、職人技、多様性、そして比類なき想像力が織りなす、感動的なプログラムは、見逃せません。