門の隣人

概要
ワルダンディ(ヌーンガー)族とバディマヤ(ヤマジ)族の女性でシニアキュレーターのクロティルド・ブレン氏、シドニーオペラハウスの現代美術シニアキュレーターのマイケル・ドー氏、ワジュク・バラドン氏とウィルマン・ヌーンガー族のアーティストでキュレーターのザリ・モーガン氏からなるキュレーターが率いるこの世界初演では、先住民とアジア系オーストラリア人の間で、またその内部で植民地化、人種、民族性の影響を解き明かし、これらのコミュニティ間の現代的および歴史的な類似点とつながりを強調します。
「The Neighbour at the Gate」では、先住民アーティスト3名とアジア系オーストラリア人アーティスト3名が集まり、新しい委託作品と既存の作品を発表します。これらのアーティストには、人種とアイデンティティの社会的、政治的、文化的表現を批評する作品を制作するカミラロイ/ガミラライ族の男性デニス・ゴールディング氏、言語と物の交差がアイデンティティの概念をどのように生み出すか、または挑戦するかを探求するララキア、ワルダマン、カラジャリ族の女性ジェナ・リー氏が含まれます。ヌンガ(カウルナ・ミユルナ)、マオリ(テ・アラワ)、ヨーロッパ人の祖先からなる混血の視点からオーストラリアの文化的表現を探求する作品を制作するジェームズ・タイラー。避難民コミュニティが感じる受け継がれた物語とポストメモリーを探求するイラン系オーストラリア人の研究者兼ビデオアーティスト、エルハム・エシュラギアン・ハーカンソン。脱植民地化の戦略を研究し、家族の歴史、避難、ディアスポラの政治を問いただすベトナム生まれのアーティスト、ジェームズ・グエン。そして、新たな故郷での経験から生まれた物語を作品に織り込むマレーシア生まれのアーティスト兼教育者のジャッキー・チェン。